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大会を支えるスタッフの方々。ニジローが取材&お手伝いをさせていただきました。


EVENT-26 SANIX2010ワールドユース交流大会
順位決定トーナメント3日目
■順位決定トーナメント3日目
 最終日の朝をむかえたスタジアム。先月の28日から予選リーグが始まった大会も今日のラストゲーム、決勝戦で幕を閉じます。
 このメインスタジアムで今日試合を行うのは参加チームの半分の8チームです。8位から、1位をこのグランドで決めます。
 戦績上位8チームに勝ち進まないと最終日ここで試合はできないんです。
 他のフィールドもちゃんと整備されている芝、人工芝です。でも控え室、ロッカーから階段を駆け上り試合に、グランドに飛び出していけるこの感覚はメインスタジアムでしか体験できません。
 大会最終試合を勝利で終えるために、どのチームも挑むことでしょう。 
 どんな競技でも、戦い寸前の時間は精神を統一する貴重で繊細な時。15人もの大勢が想いを一つにするラグビーはことのほかだと思います。
 扉が閉ざされたロッカールームの中から戦いは始まっているのかもしれません。
順位決定トーナメント3日目 順位決定トーナメント3日目 順位決定トーナメント3日目
記念撮影 間に合いました ジャパニーズスタンダード
 海外のチームが半数を占めるのがこの大会。レフリーも海外から参加しています。
 2019年にワールドカップが日本で開催されることになって、喜ばしいことですだ、そのために準備していかなくてはいけないことも具体的になったことでしょう。
 競技を行ううえで、レフリーのその重要性はとても大きいです。
 競技中、グランドにおいてのレフリーの物質的存在は「石」と同じと扱われるそうです。選手以外は一切認めない神聖なる戦いの舞台ゆえにでしょう。
 でも、レフリーがいないと競技には成り得ません。
 レフリーの笛で、ゲームコントロール次第で試合は大きく違うストーリーになります。
この大会では、海外、国内のレフリーが主審、アシストと入り混じりゲームコントロールする場合があります。レフリーもチームを組みます。試合前には注意点などの意志確認をしなくてはいけません。
 最終日、そうレフリーの交流も深まったことでしょう。試合前に記念撮影です。ワールドカップで活躍するのは、選手だけじゃなく、ここで経験したレフリーにもそう願いたいです。
 一番気持ちいい季節にこの大会は開催されています。 
 今年、前半は肌寒く、平均気温が低い国から参加しているチームにはちょうどいい具合。そして後半は一気に夏日。試合をする選手たちにとっては暑すぎるコンディションになりました。
 今日はどのチームも6戦目となります。気持ちの充実と身体の疲れは反比例。松葉杖やギブス姿の選手も・・。試合をおこなう選手にとって強すぎるお日様は強敵です。
 でもこの日差しを待っていたのはいつもこの大会を彩ってくれる「薔薇」。やっと咲き出しました。
 今日決定する王者を称える大輪の薔薇です。
 試合前、両チームが整列して向き合い一礼をしてから各自のポジションにつきます。それが何か?極普通のいつもの事でしょ!
 国内の高校生の試合ではそうスタンダード。でもこのスタイルは日本らしさなんです。
 武道に限らず、茶道や書道など、その道の精神を尊み学ぶ「道」。これらの道において「礼」に始まり、「礼」で終わるのが当たり前です。日本の文化と言えるものです。
 今、海外チームどうしの試合が始まろうとしています。レフリーも海外のレフリーです。一人として日本人がいないこの場面、三者の一礼で、「普通」に試合が開始されました。
 この大会が回を重ねてきたことの表れだと思います。ニジローはこの場面に出会う度に、続けていくことのその意味の素晴らしさに「感動」します。
 諦めず、投げ出さず、強制することなく続ける。それが「普通」となるまで。大好きなシーンです。
順位決定トーナメント3日目 順位決定トーナメント3日目 順位決定トーナメント3日目
武装 ラグビー観戦 11代王者
 サムライをまとったイングランドの選手たち。その胸には日の丸がデザインされています。
 サムライイングランドです。
 海外チームのジャージを見比べるのも楽しいです。
 各国のイメージカラーを取り入れていたり、背番号のデザインに特徴があったりです。
 以前と同じチームが代表として大会に参加していても、ニュージーは「お馴染み」ですが、フランスは連続出場でも前回と全く違うジャージです。今回も日本カラーを基準としたモノと、ピンクと黒のモード的なモノでやはり「フランス」と納得です。
 今大会でのニジローの「ベストジャージ賞」は、このイングランドです。黒・グリーン・白がチームカラーのイングランド。このグリーンの色味、そして背番号の数字のデザインが「いい!」NO,1です。
 メーカーデザインと言えども、「SAMURAI]はいいとして、日の丸としか見えないロゴデザインを胸に、はいかがなものでしょうかと。でも問題なしということは、それほどこのメーカーがメジャーなんでしょうね。サムライを胸に勇ましく戦った選手たちです。
 最終日の今日、第一・二試合は3グランドで同時進行。
 他のグランドでの試合は終了。残り二試合はこのメインスタジアムのみでおこなわれます。
 この二試合のステージに、残念ながら国内のチームは勝ち残っていません。
 海外チーム同士の試合の観戦に大勢の人たちがスタジアムを埋めました。
 ワールドカップ開催が具体的に決まったといえ、まだまだマイナー競技なラグビーだと思います。競技人口も減少しているのが現実です。
 何度もいいますが、この大会は11回目となりました。国内チームが出ない試合に大勢の観客が入るなどは、当初「理想」だったことでしょう。
 純粋にラグビーを楽しむ。選手たちを応援する。そのために足を運ぶ。
 ワールドカップ開催までもう10年を切りました。
 ここ福岡、サニックスで積み重ねられた成果がこうしてカタチになってきたように、ワールドカップのスタジアムも多くの観客で埋まってほしいです。
 そう、いまこの大会に出場している選手との再会もあるかもしれませんね。海外選手が再び日本の地を踏むのは世界大会、ナショナルチームの一員としてです。
 その強さは「圧倒的」でした。優勝チームはニュージーランド代表のハミルトン ボーイズ ハイスクール。
 個人のスキルはもちろんですが、個人を生かすチームがすばらしかったです。
 生き生き輝いている選手たち。強いから輝いている?輝いているからこそ強い?
 勝利にこだわる、真剣に立ち向かう。単純で、純粋。やってはいけないルールはあるが、それ以外は勝つためになんでもあり。そうラグビーは一つの楕円球を仲間と一緒にゴールまで運ぶ、トライをとる単純な競技。単純に強い者が勝つ。 
 だから試合前、己に問う。俺は戦士、「ハカ」を舞うに相応しい戦士なのかを。
 戦う「ハカ」と、勝利の「ハカ」この日戦士たちは2どのハカを舞った。