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■決勝戦
第89回大会も今日最終日、決勝の一戦残すのみとなりました。
曇天ですが、一昨日のような強い風は吹いていません。寒いだろうと覚悟を決めていたせいか、切るような寒さではありません。
長いと言えば長かった、でももう今日で終わると思えば「もう」です。今日を迎えた選手達は冬休み中ずっとこの大会でしたね。充実した期間だったことでしょう。
今日、ここで試合が出来る三年生は、高校三年間で一番長く現役でプレーができる部員ということになります。
これまで経験してきたこと、そしてこれから始まる試合で経験すること、その全てがかけがえのないものとなることでしょう。
ノーサイドのその瞬間までラグビーを、プレーを、悔い無き時に!
もう一つの「花園」
全部員の権利
ノーサイド
昨年度から、合同チームとしてしか試合に参加することが出来ない高校ラガーにも、この聖地花園に立つことができるようになりました。
第2回U18東西対抗戦、全国で、部員不足で合同チームとして予選大会に出場するラグビー部員たちの代表の選手が、東西の2チームにわかれて試合をおこないます。
第一回大会は東軍の勝利でした。連覇か、リベンジなるか!
一昨日は、スタンドから試合を観戦した彼らですが、フィールドに立った「花園」はどうですか?
圧倒?意外と小さい?
この舞台に立つ権利を自分の手で掴んだ君達です。臆することは何も無い、思いっきりラグビーを!!
「東軍がんばれー!!」部員が東軍のメンバーとして出場しているラグビー部が応援の声をかけます。出場選手の後輩にとって、「花園」は現実できる夢。目標です。
今日仲間と一緒に花園に応援へ行こう!とここへ来た彼ら。共通の経験をするということは、チーム、組織作りにとってはとても重要なことです。誰かが「行こう」と言い出した。意志、意見を仲間に伝えることが出来る。互いに伝達して、行動することが出来る環境がこのチームにはある。それはプレーをする上においては本当に大切なことです。15人もの人数で競技するラグビー。全員の意思が統一され、お互いを信頼出来ないと、優位に試合を展開していたチームが、一つの出来事をきっかけで一転、組織プレーが崩壊してしまうという事態を招きます。
意見を伝えて、行動する、実行するということは組織が大きくなればなるほど「重労働」です。そういう環境が労せず自然な状態であるチームは強いです。
全国の高校のラグビー部員には「花園」に立つ権利があるのです。
まずは自分の想いを「言葉」にする。声に出すこと。そして次は仲間に伝えること。始めなければ何もかわりません。誰も変えてくれません。そうしていくのは、やり続けることは単純なことですが、けして容易ではありません。それだけの想いが無ければ「花園」は現実とはならないのです。その想いを自身に問いかけゆるぎないものであれば、動きだすべきです。
ノーサイド、第2回U18東西対抗戦は西軍のリベンジで幕を閉じました。
観客に挨拶、一礼をする選手達。
代表チームは全て合同チームです。日本代表チームでも同じ、短期結成で試合を行っていきます。今日試合をした選手たちがラグビーを続けてきた環境は、恵まれた条件ではない選手が多いと思います。試合の経験数においてもそうだと思います。
テレビやメディアで「花園」を観ていただろう彼らです。フィールドに入って来た彼らはニジローが思うほどに緊張していない様子。自然な流れで試合に入っていきました。当然事前にチームのお世話をされている運営スタッフや監督などの打ち合わせが万全であったことだと思います。
当たり前を普通に運ぶ。殊更新しい試みであるこの東西戦、それがいかに大変であったか、試合に選手たちが集中できるようにと、スタッフの皆さんに感謝です。
大きな怪我、アクシデントがなく試合終了。選手達のマナーも立派でした。
ここで選手達は何を感じたのでしょうか?今は「無」かもしれませんが、一人ひとりの中に「花園」は確かなものとして存在したはずです。
何事もなく
戦える喜び
可能性を未来へ
タッチポール??と言っていいにでしょうか・・、コーナーに選手たちが突っ込んできました。
柔らかで選手達が怪我をするモノではありませんが、フラッグのように突き刺してあるだけではないようです。突き刺す部分、ポールの土台?芯?を試合中に打ち直しておられました。当然試合の展開をみて妨げないように確認されてすばやくです。
コンプライスやガイドというものがあらゆる物事には存在しています。何もないように、そして万が一何かあった場合に備えてです。
でも、それらは人を縛るものであってはいけないと思います。運用するのはあくまでも人です。
また、人もそういうモノが全てであってはいけないとも思います。確認をしたりするモノであって、それは特別なモノではなく、「今のこの時点での常識」を妨げるモノであってはいけないと思います。
大きな大会です。大勢の運営、関係役員の方達が裏方として動かれています。大会準備から始まり、今日の片付け、そして反省会の報告まで。
最高の舞台に、大会に!と毎回回を重ねてこられた役員の方々の気持ちは、一回大会から変わらない想いだと思います。
想いを縛る必要はないのです。
設置され直された事など何もなかったように試合は進みました。ベストですよね。ありがとうございます。
第89回の覇者は、東福岡高等学校、20回目の出場で、二度目の優勝。
春の選抜と全国の2大会制覇となりました。
12月27日に「花園」に里帰りしていた優勝旗が九州へ渡ります。
安定した強さで、他を寄付けなかった東福岡でした。自分達の確かなモノを持っていた。
今日試合が出来る高校生は2チームだけです。
この仲間とプレー出来る最後の日、その喜びは両チームの選手たちが共に思うことでしょう。そしてこの仲間と最高のプレーをしよう!と。
今大会、オープニングセラモニーで7人制女子ラグビーの試合が行われました。
オリンピック公式競技にもなったと。
ラグビー部員に女子部員がいるチームもあります。マネージャーといわれるか彼女たちです。受付や、大会プログラムの販売などを補助役員業務として担当する姿はよくみかけますが、表彰式後、撮影などが行われているその脇で片付けの待機している補助役員は、女子が多い・・。女子ラガー?いいえ、マネージャーの様です。
いつも部員の世話をする彼女達、試合にこそ出ませんが、気力、体力はかなりなくてはつとまりません。
見かけによらずタフでないと。この後も男子部員と同じ業務をこなしていた彼女たちでした。
女子部員、マネジャーではなく、ラガーがいつかここ「花園」で珍しくない日も来るのでしょうか。
第一回大会が始まったとき、今が想像できなかったように、今後も新しい時を刻んでいくのでしょうね。
楽しみです!
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