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大会を支えるスタッフの方々。ニジローが取材&お手伝いをさせていただきました。


EVENT-17 第88回全国高等学校ラグビーフットボール大会
最終日 決勝
■最終日 決勝
 今日、ファイナルを迎える「花園」は、曇り空です。
 この日を、花園の最終試合を飾るのは、大阪第一地区代表「常翔啓光学園高等学校」と、奈良県代表「御所工・実高等学校」の2チームです。
 奇しくも、この対戦カードは、春の全国選抜大会決勝と同じとなりました。
 御所工・実はリベンジを掛けた挑戦。また、常翔啓光は、このタイトルも勝ち取り、春と花園のダブルタイトルをものにし、常勝校として完全復活をなしとげるのか。
 これから始まる決戦のその時を、静かに待っているフィールドです。
 
最終日 決勝 最終日 決勝 最終日 決勝
ベスト4以上 最高のステージ 風が凪いでる。
 準決勝、ベスト4からはフィールドの入口に近いA・B・C・Dというロッカーを使用します。
 ここまで勝ちあがってこないとこのロッカールームには入れません。
 大会期間中、一番チーム数が多かった12月30日。32のチームが一日で試合を行いました。でも、このロッカーは使わないのです。
 このロッカールームがあるよりフィールドからもう一本奥まった通路の奥にある小さなロッカールームを立ち代り、入れ替わり使用します。試合を終えたら、直にロッカーへ戻って退出です。ロッカー前には、もう次に使用するチームが待機していますから、勝った!負けた..。とかそんな時間はなさそうです。
 このA・B・C・Dのロッカールームは広くて、中にシャワー室もあるそうです。
 このロッカーから、ジャージに身を包み、フィールドへと入っていく。
 そしてそれを2度経験出来るのは、今日を迎える2チームだけです。
 バックスタンドの最上段にも、立ち見のお客さん。
 大阪、奈良と近畿のチーム、春の決勝と同じ対戦。
 平日でも多くの客さんで会場は埋まりました。
 七日正月、「七草がゆ」を食べるとされる日、まだお正月?!!だったんですよね。
 そう、そして明日からは、学校が始まる。
 この「花園」は高校生の大会です。彼ら選手は生徒、そして監督やスタッフ、またこの大会の運営を担われるおおくの方々は教育の現場の教員をなさっておられる方が大勢おられます。
 この大会は今日が最終日ですが、明日からは、生徒、教員としての学校が始まります。
 大勢の観客のスタジアムで、最高の試合をしてもらいたい!
 それがまた次の、明日からの「元気」となるのでしょうね。
 観客の方々にも、「また、来年も来よう!」そういうものを今日持ち帰ってもらいたいですよね。
 
 
 スコアボードの後方から、フィールドに向って旗がなびく。この「花園」ではこの風「生駒おろし」も大きな要素なんでですが、今日はごらんのとおり、何の旗か判別できないくらい風がありません。
 曇天で日差しがないぶん、一昨日とかよりは寒かったのですが、風が無かったので、思ったほどではありませんでした。
 プレーをする選手たちは、ちょうどいい感じだったのではないでしょうか。
 風上側の陣地から、キックで攻める!スコアボード側の陣地になったチームが、キックを蹴り込んで敵陣に攻め入るというのがよく見かける攻撃なんですが、今日は風上、風下というはっきりとした感じではありませんでした。
 距離を、陣地をかせぐキックと、高く蹴り上げるキック。それを風をあまりきにしないで、戦術てきに両チーム使っていたように思えました。ニジローが思っていただけで、本当は違う!!かも..。そうだったらゴメンね。
最終日 決勝 最終日 決勝 最終日 決勝
尊いところ 小さな部員 刻んだ記憶
 試合に出場する選手以外は、ベンチとその周囲の限られたエリアから出ることは禁じられています。
 でも、大会を通じてよく見かけたには、そのエリアから大きくはみ出してしまっている姿でした。
 中には大きくはみだして、フィールドのラインの中まで...。厳しく注意を、それも再三うけているチームもありました。結局そのチームは勝つことなく「花園」を去っていきました。
 観たい!!当然です。とっても分かりますよの気持ち。ベンチから見えにくいところは、トライをするか、されるかのどちらかのゴールライン付近ですから、そりゃ気になる。
 普通はベンチ前にラインでエリアが記されています。そこを出なければいいのです。
 今日は決勝ということで、いつもより多くのカメラ、報道の方がこのベンチ付近を移動されていました。その配慮でしょうか?
 この部員達、1年生らしいのですが、コーチーから指示をされたフィールドより一段下がった場所から、試合が終了し、コーチから指示があるまで誰一人として動くことはありませんでした。
 背伸びをしたり、身をのりだしたりと、さぞ試合の状況をその目で観たいことでしょう。
 でも、立派です。すごいことだとニジローは思いました。
 それだけ、この決勝のフィールドは彼らには、このチームにとっては、尊いものだったのでしょう。
 この彼らがこのフィールドにその足を踏み込むときは、シャージをその身にまとい、戦士としてなのでしょうね。
 同じシャージ??!でも彼は小学生??
 ニジローが会場に入ったころから、決勝戦の試合には、まだまだ時間があるころから、彼の姿はスタジアムにありました。
 最初、えらい早くに部員が来ているにだな、応援の場所取りお当番?て思っていたのですが、試合が終了して、スタジアムを見上げると、彼が思っていたより小さいことがわかりました。チーム名がジャージに無いだけで、ラインも色も部員たちと同じです。それも、2年生以上の部員と同じ。このチームはこの春、学校名が変わりました。ですので、1年生部員と上級生のジャージはちょっとちがうのです。
 バックスタンドの応援席に挨拶に行っている選手たちの姿をずっと見つめていた彼。
 数年後、彼は「新しいジャージ」をまとうのでしょうか。ほんとうに、すっと見つめていた彼です。
 優勝の報告を応援団にする選手たちのその横では、第88回全国高等学校ラグビーフットボール大会の幕が下ろされ、片付けられ始めました。
 優勝を手にした、優勝旗を握りしめた瞬間から、このチームは、全国のチームから挑戦をされる、追われる「王者」となったのです。
 2週間に及んだ第88回はこの瞬間で終わりました。
 9月の下旬から全国で予選大会が始まり、そして12月の27日からこの本大会が開催。今日全てが終わりました。
 追いかける時は長くて、過ぎ行く時は、ほんの一瞬です。
 でもそこに刻んだ記憶は「永遠」のものです。
 大会に参加した多くの選手たちをはじめ、多くの人たちがそれぞれんお「永遠」を刻まれたことでしょう。88回目のこの大会でニジローもいっぱい永遠を貰いました。ありがとう!